みみの会 on Line

出版・メディア関係者の勉強&情報交換の場、「みみの会」です。93年3月より、26年間(100回以上)にわたって活動しています。

第104回【みみの会】ご案内 “私につながる歴史をたどる”とは


講 師:城戸久枝さん(ノンフィクションライター)

 今回は、『あの戦争から遠く離れて』『祖国の選択――あの戦争の果て、日本と中国の狭間で――』の作品がおありの城戸久枝さんをお招きします。

 城戸さんは、中国残留孤児や残留婦人、その二世や三世、さらに満州などから引き揚げてきた戦争体験者への取材を続けてこられています。

 最初の作品であり2008年の大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した『あの戦争から遠く離れて』は、中国残留孤児であった父親の足跡を辿ったものでした。
父親の城戸幹さんは日中国交回復前の1970年、中国ではいまだ文革の嵐のさなかに自力で日本に還ってこられました。日本が国をあげ中国残留孤児・訪日肉親捜しを開始する10年も前のことになります。

 戦争を知らない世代である城戸さんが、自分自身につながる歴史をどうたどっていったのか……。『あの戦争から遠く離れて』『祖国の選択』という作品をもとにお話しいただきます。

 また、現在執筆中の、別の角度から戦争を取材した作品についてもお話をうかがいたいと思います。


城戸久枝(きど・ひさえ)プロフィール

1976年、愛媛県生まれ。徳島大学総合科学部卒。大学在学中の1997年から2年間、中国吉林省長春市の吉林大学に国費留学。貿易会社、出版社勤務を経て、フリーランスのライターに。『あの戦争から遠く離れて――私につながる歴史をたどる旅――』(情報センター出版局。のちに文春文庫)にて第39回大宅壮一ノンフィクション賞講談社ノンフィクション賞黒田清JCJ新人賞を受賞。
公式ホームページ:http://www.geocities.jp/hisaekido/public_html/frame.htm

 記

 日 時:2016年4月25日(月)
 時 間:午後7時〜9時(受付午後6時30分〜)
 会 場:東京しごとセンター 5階セミナー室=電話03-5211-2307
   最寄駅=飯田橋から徒歩7分http://www.shigotozaidan.or.jp/
 参加費:1000円

*終了後、懇親会を予定しています。

第103回【みみの会】ご案内 居候のドキュメンタリストに聞く

講 師:早川由美子(ドキュメンタリー映画監督)

 今回は、ドキュメンタリー映画監督の早川由美子氏を招き、ドキュメンタリーにかける思いや、映像を撮り続ける大変さなどについてお話していただきます。

 ドキュメンタリー映画を撮るには、テーマ選びから現場に密着しての撮影など時間と資金がかかります。1作は制作できても、2作目、3作目となると、大変です。早川氏は映像を撮りつづけるとともに、全国各地で上映会をするなど精力的に活動されています。テーマの選び方や資金面などドキュメンタリー映画のつくり方などについてお話していただきます。


早川由美子(はやかわ・ゆみこ)プロフィール

1975年東京都出身。成蹊大学法学部、London School of Journalism卒業。大学卒業後、公務員、会社員として働いた後、ジャーナリストを志し渡英。ロンドンでジャーナリズムを学ぶ傍ら、独学で映像制作を開始。イギリス・国会議事堂前の平和活動家、ブライアン・ホウを追った初監督作『ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1』で、2009年日本ジャーナリスト会議黒田清JCJ新人賞を受賞。公共住宅問題を取り上げた『さようならUR』は、2011年山形国際ドキュメンタリー映画祭スカパー! IDEHA賞を受賞した。その他の作品に、『乙女ハウ
ス』、『木田さんと原発、そして日本』、『踊る善福寺』、『ホームレスごっこ』など。最新作『Four Years On』(あれから4年)はネットで公開中。公式ホームページ:www.petiteadventurefilms

 記

 日 時:2016年2月18日(木)
 時 間:午後7時〜9時(受付午後6時30分〜)
 会 場:東京しごとセンター 5階セミナー室=電話03-5211-2307
   最寄駅=飯田橋から徒歩7分http://www.shigotozaidan.or.jp/
 参加費:1000円

*終了後、懇親会を予定しています。

【みみの会】ご案内 102回 みみの会ご案内 生活保護を考える

講師:稲葉剛(NPО法人自立生活サポートセンター・もやい理事)


 今回は、野宿者支援や貧困問題に取り組む稲葉剛さんをお招きして「生活保護」についてお話していただきます。

 最後のセーフティネットと言われる「生活保護」。段階的に基準が引き下げられるなか、ますます受給しにくくなっています。貧困問題に取り組んでいる稲葉氏に、生活保護制度の現状や、水際作戦とは何か、芸能人の親族が生活保護を受けていたことへのバッシングとはなんだったのか、メディアの「生活保護」の報道の仕方などについてお話していただきます。



稲葉剛(いなば・つよし)プロフィール

1969年広島県生まれ。東京大学教養学部卒業。94年より新宿を中心に野宿者の支援活動に関わる。2001年、自立生活サポートセンター・もやいを設立し、幅広い生活困窮者への相談・支援活動に取り組む。

現在、NPО法人「自立生活サポートセンター・もやい」理事、一般社団法人「つくろい東京ファンド」代表理事、「住まいの貧困に取り組むネットワーク」世話人、「生活保護問題対策全国会議」幹事。著書に『生活保護から考える』(岩波新書)『ハウジングプア―「住まいの貧困」と向き合う』(山吹書店)『貧困待ったなし―とっちらかりの10年間』(共著・岩波書店)『鵺の鳴く夜を正しく恐れるために』(エディマン)

【みみの会】ご案内 101回 みみの会ご案内 木下繁喜さんに聞く「震災から4年〜岩手県気仙地域からの報告」


 今回は、木下繁喜さんをお招きし、「震災から4年〜岩手県気仙地域からの報告」と題しお話をうかがいます。木下さんは地元紙・東海新報社の記者として在職中に震災を体験されました。震災後は『鎮魂 3.11 平成三陸津波』(東海新報社、2012年刊)の編纂に携わる傍ら、全国各地で震災の体験や教訓を語り伝える活動を行っています。この2月には、『東日本大震災 被災と復興と』(はる書房)を上梓されました。

 気仙地域である大船渡や陸前高田は、過去に津波の被害をたびたび受けてきた地域でした。毎年の避難訓練なども行なっていましたが、それにもかかわらず、この震災での犠牲者は死者・行方不明者あわせ2000名以上にも上っています。なぜ、これほど多くの人たちが犠牲になったのか。また、被災後の避難所や支援物資、仮設住宅をめぐる問題とは一体なんだったのか。そして今、復興が遅れている現状、その原因はどこにあるのかなど、お話をうかがっていきたいと思います。


木下繁喜氏のプロフィール

1953(昭和28)年7月岩手県大船渡市生まれ、中学まで同市に在住。岩手県立一関第一高等学校、青山学院大学法学部を卒業。東京の出版社に2年間勤務した後、1年間ヨーロッパを放浪。帰郷して1980(昭和55)年4月地元新聞社、株式会社東海新報社に入社し、記者となる。取締役編集担当、取締役事業局長を経て2013(平成25)年7月定年退職。2011年3月11日の東日本大震災では自身も津波に追われ、家や家財を失う。
著書に『モスバーガーを創った男の物語 羅針盤の針は夢に向け』(平成23年3月、東海新報社刊)。

  記


 日 時:2015年4月24日(金)
 時 間:午後7時〜9時(受付は午後6時30分〜)
 会 場:東京しごとセンター 講堂(地下2階)=電話03-5211-2307
  最寄駅=飯田橋から徒歩7分http://www.shigotozaidan.or.jp/
 参加費:1000円

 *終了後、懇親会を予定しています。

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みみの会は、出版関係者を中心とした勉強/交流の会です。
どなたでも参加いただけます。この案内の転送も歓迎します。

お問い合わせは: はる書房 さくま Tel/03-3293-8549
メール おおとみ: ootomi@mist.ocn.ne.jp
みみの会について: http://d.hatena.ne.jp/miminokai/about

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【みみの会】ご案内 石井光太さんに聞く「新しい文学ノンフィクション」

祝100回記念

 早いもので、みみの会は100回目を迎えました。

 100回記念として、ノンフィクション作家である石井光太氏を招き、ノンフィクションと表現について語っていただきます。石井氏作品の表現方法は「新しい文学ノンフィクション」と言われています。作品によって小説的な文体を駆使したり、講義形式、会話形式など異なる表現方法を用いることが特徴です。また、作品の衝撃的なテーマも特徴です。

 デビュー作である『物乞う仏陀』(文藝春秋)は、カンボジアの地雷障害者やタイの盲目の歌手、ネパールの麻薬売人らと暮らした経験を書いたノンフィクションです。東日本大震災後に取材した『遺体‐震災、津波の果てに』(新潮社)はベストセラーになるとともに、映画化もされ話題になりました。ノンフィクション界に話題を提供している石井氏に、フィクションとノンフィクションとの違いや、取材方法、表現方法などについて語っていただきます。

 石井光太氏のプロフィール

1977年東京都世田谷区生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。ノンフィクション作家、小説家。絵本作家、シナリオ作家。NHK「NEWS WEB」のコメンテーターも務める。著書に『神の棄てた裸体‐イスラームの夜を歩く』『レンタルチャイルド‐神に弄ばれる貧しき子供たち』『地を這う祈り』『飢餓浄土』など多数。2012年3月、第18回「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」で、『遺体‐震災、津波の果てに』が「震災・原発報道特別賞」受賞。2012年11月、日経ビジネスの「次代を創る100人」に選出された。

  記

 日 時:2015年1月21日(水)
 時 間:午後7時〜9時(受付は午後6時30分〜)
 会 場:東京しごとセンター 講堂(地下2階)=電話03-5211-2307
  最寄駅=飯田橋から徒歩7分http://www.shigotozaidan.or.jp/
 参加費:1000円

 *終了後、懇親会を予定しています。
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プレ100回みみの会ご案内 今井友樹監督『鳥の道を越えて』上映とトーク

 早いもので、みみの会もプレ100回目を迎えました。

 今回は、監督デビューとなる今井友樹監督を招き、初ドキュメンタリー映画『鳥の道を越えて』の上映とトークを行います。

 ドキュメンタリー映画の舞台は監督の出身地、岐阜県東白川村。かつてこの村で盛んに行われていた「霞網猟」。渡り鳥を霞網でどのように捕まえたのか、なぜ昭和22年に禁猟になったのか、などなど一つひとつのなぜ、を追ったドキュメンタリーです。

 今回の上映は、一般公開前の特別上映です。是非、ご参加ください。

 さらに詳しく知りたい方は、YouTubeFacebookにて記録映画「鳥の道を越えて」をごらんください。


 今井友樹監督プロフィール

 1979年岐阜県東白川村生まれ。日本映画学校卒業後、日本各地の日本の基層文化を映像で記録・研究する民族文化映像研究所に入所。所長の姫田忠義に師事しながら映像制作にかかわる。現在はフリーランスとして主に民俗や伝統文化の記録活動に携わっている。

       記

  日 時: 2014年9月18日(木)
  時 間: 午後6時45分〜7時=映画の紹介
       午後7時〜8時33分=上映
       午後8時35分〜9時=監督とトーク
  会 場: 東京しごとセンター 講堂(地下2階)=電話03-5211-2307
  最寄駅: 飯田橋から徒歩7分http://www.shigotozaidan.or.jp/
  参加費:1000円

   *終了後、懇親会を予定しています。

 交 通:飯田橋駅から:JR中央線「東口」より徒歩7分
 /都営地下鉄大江戸線/東京メトロ有楽町線南北線「A2出口」より
 徒歩7分東京メトロ東西線「A5出口」より徒歩6分
 ▽水道橋駅から:JR中央線「西口」より徒歩8分
 ▽九段下駅から:東京メトロ東西線「7番出口」より徒歩8分
 東京メトロ半蔵門線都営地下鉄新宿線「3番出口」より徒歩10分

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みみの会は、出版関係者を中心とした勉強/交流の会です。
どなたでも参加いただけます。この案内の転送も歓迎します。

お問い合わせは: はる書房 さくま Tel/03-3293-8549
メール おおとみ: ootomi@mist.ocn.ne.jp
みみの会について: http://d.hatena.ne.jp/miminokai/about
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第99回みみの会ご案内 越智貴雄さんに聞く写真集『切断ヴィーナス』

 今回はフォトグラファーの越智貴雄氏をゲストにお迎えします。切断ヴィーナス』は、義足女性の“明るくカッコよくファッショナブルな
姿”を活写した写真集です。


 彼女たちと出会うまでの経緯から制作の裏話、また、パラリンピック
撮影の秘話やこれからの展望・目標など、紙面ではお伝えできない話、
写真集に載せられなかった作品も取り上げていただきます。


 ふるってご参加ください。


 会終了後、懇親会をおこないます。越智さんもご参加されます。



 ※写真集は白順社より5月29日発売予定!!

 日時:2014年6月16日(月)午後7時〜9時(受付午後6時半〜)
 講師:越智貴雄氏(フォトグラファー)
 会場:東京しごとセンター5階セミナー室
 参加費:1000円

 地 図: http://www.tokyoshigoto.jp/traffic.php

 交 通:飯田橋駅から:JR中央線「東口」より徒歩7分
 /都営地下鉄大江戸線/東京メトロ有楽町線南北線「A2出口」より
 徒歩7分東京メトロ東西線「A5出口」より徒歩6分
 ▽水道橋駅から:JR中央線「西口」より徒歩8分
 ▽九段下駅から:東京メトロ東西線「7番出口」より徒歩8分
 東京メトロ半蔵門線都営地下鉄新宿線「3番出口」より徒歩10分

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