大沢久子さんから学ぶ“フリーランスの老い方設計”
今回から、みみの会の様子をネットでご紹介してみます。
今回の講師、大沢久子さんは、みみの会の幹事でもあります。
お話は、出版業界には切っても切り離せないフリーランスの「老後」です。
介護保険のかかえる問題点、孤独死・突然死、経済レベルの二極分化と話は進みました。大沢さんの見てきた範囲では、女性と男性では生き方にずいぶん違いがあったそうです。60を超えたシングルの場合、女性は生活に困った時、かならず周囲に助けを求めてなんとか生きていく(あるいは貯金をしていたりする)。
男性は、プライドのせいなのか、誰にも助けを求められず、最悪の場合、孤独死してしまう。お金のない定年後の男性の中にも、人や社会にうまく溶け込んで、生き延びていく人もいる。このあたりは、くわしく聞くととても面白い話でした。
それから、会場の関心の高かったのは貯金の問題です。
男と女をくらべると、女のほうが、貯金が好き。たしかに、男は金が入るとパーっと使ってしまう人が多いような。
大沢さんは、貯金派。郵貯の金利が年*%の時代に会社づとめをしていて、しかもボーナスは全額貯金に。いいなあ。でも、一番配当のいい金融商品は、いまでも年金だそうです。
さて大沢さん、フリーランスの人に一言、アドバイスをしたいことはありませんか?
「ポジティブに生きましょう」 そうですね。フリーランスは、会社ではできない仕事を選んでなっているわけですから、その生きがいを持ちつづけて、かつ、お金を大切にしていけばいいのかな。漠然としていますが、いいきっかけになりました。
写真は会場風景。女子率、高し。(撮影:Mさん 文責:幹事O)
この日、会場で配られたチラシはこんな感じでした:
- うたのすむ家 参加者募集! うたの住む家は、家という空間でみんなでうたをつくる企画です
- 宇井眞紀子写真展 記憶の大地〜ナバホ保留地・祈りの旅〜
- プーチン政権の闇 チェチェン戦争・独裁・要人暗殺(高文研刊)
- 出版の自由が危ない 連続セミナー1 松文館「わいせつ」裁判