みみの会 on Line

出版・メディア関係者の勉強&情報交換の場、「みみの会」です。93年3月より、26年間(100回以上)にわたって活動しています。

大沢久子さんから学ぶ“フリーランスの老い方設計”

miminokai2007-10-10


 今回から、みみの会の様子をネットでご紹介してみます。

 今回の講師、大沢久子さんは、みみの会の幹事でもあります。

 お話は、出版業界には切っても切り離せないフリーランスの「老後」です。

 介護保険のかかえる問題点、孤独死・突然死、経済レベルの二極分化と話は進みました。大沢さんの見てきた範囲では、女性と男性では生き方にずいぶん違いがあったそうです。60を超えたシングルの場合、女性は生活に困った時、かならず周囲に助けを求めてなんとか生きていく(あるいは貯金をしていたりする)。

 男性は、プライドのせいなのか、誰にも助けを求められず、最悪の場合、孤独死してしまう。お金のない定年後の男性の中にも、人や社会にうまく溶け込んで、生き延びていく人もいる。このあたりは、くわしく聞くととても面白い話でした。

 それから、会場の関心の高かったのは貯金の問題です。
 男と女をくらべると、女のほうが、貯金が好き。たしかに、男は金が入るとパーっと使ってしまう人が多いような。

 大沢さんは、貯金派。郵貯金利が年*%の時代に会社づとめをしていて、しかもボーナスは全額貯金に。いいなあ。でも、一番配当のいい金融商品は、いまでも年金だそうです。

 さて大沢さん、フリーランスの人に一言、アドバイスをしたいことはありませんか?

 「ポジティブに生きましょう」 そうですね。フリーランスは、会社ではできない仕事を選んでなっているわけですから、その生きがいを持ちつづけて、かつ、お金を大切にしていけばいいのかな。漠然としていますが、いいきっかけになりました。

 写真は会場風景。女子率、高し。(撮影:Mさん 文責:幹事O)


 この日、会場で配られたチラシはこんな感じでした: