みみの会 on Line

出版・メディア関係者の勉強&情報交換の場、「みみの会」です。93年3月より、26年間(100回以上)にわたって活動しています。

第110回【みみの会】ご案内 『三国志演義』の虚像と実像〜関羽は本当に強いのか?〜

 今回は2020年3月に企画しながら、コロナ禍で断念した後藤裕也さんをお招きします。

 後藤さんは今年の4月から目白大学国語学部中国語学科に赴任され、本業のかたわら、全10巻からなる『曹操 卑劣なる聖人』(発行は曹操社、現在シリーズは第7巻まで刊行)の監訳、翻訳に取り組んでいます。

 今回は、三国志の主要人物である関羽についてお話しいただきます。
三国志演義』では「義絶」(義の極み)とされ、知勇兼備の武将というイメージの強い関羽ですが、実際のところは果たしてどうなのか? 芝居や講談も交えつつ、その実像をご紹介いただくことで、関羽のイメージが覆るかもしれません。

 また、本題のテーマとともに、後藤さんと三国志の関わりや、翻訳の難しさと面白さなどについても語ってもらう予定です。

 案内役は曹操社代表の大戸毅さんにお願いします。『曹操 卑劣なる聖人』の原書は中国で300万部を突破した大ベストセラー、この本との出会いが会社を興すきっかけになったと聞きます。曹操社と名乗ることにしたのも、曹操への深い畏敬の念からだそうです。

 みみの会は、コロナ禍などの休止期間もありますが、おかげさまで30周年(1993年3月活動開始)を迎えることとなりました。

 これまでに参加いただいた皆様に心より御礼を申し上げます。

 講 師:後藤裕也氏
 日 時:2023年9月21日(木)
 時 間:午後7時~9時(受付 午後6時30分~) 
 会 場:TKPスター貸し会議室 飯田橋
     JR中央線飯田橋駅東口 徒歩2分/東京メトロ有楽町線飯田橋駅
      A2出口 徒歩2分
   (https://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/st-iidabashi/access/)
 参加費:1000円 ※参加予約の必要はありません

ごとうゆうや 目白大学准教授。著書に『語り物「三国志」の研究』、『武将で読む 三国志演義読本』(共著)、訳書に『中国古典名劇選Ⅱ』(共編訳)などがある。

(参考)
日本経済新聞 縄田一男氏(文芸評論家)による書評:
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO53896640X21C19A2MY6000/
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55516810S0A210C2BE0P00/

週刊エコノミスト 加藤徹氏(明治大学教授)による書評:
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20200128/se1/00m/020/014000c

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みみの会は、出版関係者を中心とした勉強/交流の会です。
どなたでも参加いただけます。この案内の転送も歓迎します。

お問い合わせは: はる書房 佐久間 Tel/03-3293-8549
メール 大富: ootomi@mist.ocn.ne.jp
みみの会について: http://d.hatena.ne.jp/miminokai/about

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