みみの会 on Line

出版・メディア関係者の勉強&情報交換の場、「みみの会」です。93年3月より、26年間(100回以上)にわたって活動しています。

【みみの会】ご案内 102回 みみの会ご案内 生活保護を考える

講師:稲葉剛(NPО法人自立生活サポートセンター・もやい理事)


 今回は、野宿者支援や貧困問題に取り組む稲葉剛さんをお招きして「生活保護」についてお話していただきます。

 最後のセーフティネットと言われる「生活保護」。段階的に基準が引き下げられるなか、ますます受給しにくくなっています。貧困問題に取り組んでいる稲葉氏に、生活保護制度の現状や、水際作戦とは何か、芸能人の親族が生活保護を受けていたことへのバッシングとはなんだったのか、メディアの「生活保護」の報道の仕方などについてお話していただきます。



稲葉剛(いなば・つよし)プロフィール

1969年広島県生まれ。東京大学教養学部卒業。94年より新宿を中心に野宿者の支援活動に関わる。2001年、自立生活サポートセンター・もやいを設立し、幅広い生活困窮者への相談・支援活動に取り組む。

現在、NPО法人「自立生活サポートセンター・もやい」理事、一般社団法人「つくろい東京ファンド」代表理事、「住まいの貧困に取り組むネットワーク」世話人、「生活保護問題対策全国会議」幹事。著書に『生活保護から考える』(岩波新書)『ハウジングプア―「住まいの貧困」と向き合う』(山吹書店)『貧困待ったなし―とっちらかりの10年間』(共著・岩波書店)『鵺の鳴く夜を正しく恐れるために』(エディマン)